単純労働に高齢者が増えている気がする
これから進む、少子高齢化社会。
でも、住んでいる場所や状況によっては、そう?みたいな人もいるかもしれない。
かくいう私も、街に出ると子育て世代がたくさんいたり、そもそも行楽なども、子ども中心の生活なので、子どもがいるところをうろつく。
そうなると、なかなか実感できないこともある。
ただ、ちょっと気になるのは、単純労働の仕事で高齢者をけっこう見かけることだ。
新聞配達や交通量調査や交通誘導など。決して楽な仕事ではない。
早朝ジョギングしていると、チャリンコに乗って新聞を配る高齢の方。
交通量調査や交通誘導で夏場に真っ黒になった高齢者の方。
かつて、こういった単純仕事は、学生の専売特許であったはずだ。
かくいう私も、交通量調査や騒音調査を長時間やった(12時間、ときには24時間!)
たしかに、こういった仕事は給与がいい。
しかし、まじでキツイ。
同じ場所で、同じことをする。夏とか冬なら地獄の苦しみである。
でも、若さの特権として体力がある。また、稼いだ金の使い道(デートや海外旅行や飲み会など)に思いを馳せて耐えられる。
でも、このような辛い仕事をなぜ、定年を迎えただろう高齢の方がやるのだろうか?
答えは簡単である。
生活費を稼ぐためであろう。家にいるとボケちゃうから、働きたい。という人も一定数いるかもしれない。
でも、そういう人はもっと楽な仕事をするのではないかな?
あとひとつ、辛い事実として、引きこもりの子どもを養うため…、というのがある気がする。
かくいう私も、短期間であるが引きこもりになったとき、父が定年の年であったのを会社に頼み、予定を延ばして働いていた。
今となっては、すいませんという気分であるが、そういう人も多いのかもしれない。
そんなことを考えていたら、ちょっとキツイ事件が最近起こった。
山形の高齢夫婦変死事件で長男が逮捕された事件だ。
しかも、この事件の場合、孫もいたらしい。いたたまれない。
こんなに頑張って、この結果かと…。
まぁ、他人には全容はわからないのだが、キツイ。
尾畑さんみたいに、生きがいとして、いきいきと生きている高齢者がいる一方、やむなく厳しい現実に生きている人もいる。
それが、少子高齢化社会の現実でもあろう。
そして、残念なことに、それは始まったばかりである。そして、解決策がほぼない。