難病にたいする配慮ね
映画での佐藤浩市さんの発言が問題になっているようだ…。
潰瘍性大腸炎患者からすると、難病への配慮はやっぱり必要だと思うなぁ。
なんせ難病は、原因も不明だし、なんだかんだ、一度罹患したら現代の医療では完治できない病気だからね。
a-ruta.hatenablog.com
そういえば、安倍さんが同じ病気と知った時は、なんだか嬉しかった記憶がある。
それは単純に、この病気に対する手厚い配慮が望める!というどうしょうもない利己的な気分からであった。
現実的にはとくに、首相と同じ病気であろうとまぁ、普通の難病の手当が助成されるくらいであったが。(現在、自治体では患者が増えすぎて、どんどん助成が削られているが…)
勝手に想像するに、安倍首相が辞任した時はかなり腹が大変な時期だったのだろう。
大腸炎の燃焼期である。
それから、それまで認められていなかった新薬が認証されて、かなりの患者が寛解期を迎えた(気がする)。
かくいう私も、薬が変わってから、ほぼ普通の生活を送れている。まぁ、もともと直腸型のさほど重くはない症状ではあったが、でも血便とかがざらだった頃に比べるとかなりよくなった。
今問題なく執務をこなしているということは、やはり新薬が影響しているのだろうね。そんで一旦よくなると、薬を続ける限りさほど悪くはならない感がある、この病気は。
まぁ、でも正直な気持ちをいわせてもらえば、潰瘍性大腸炎の症状は腹痛だけではないからね。私の場合はかつては血便、いまは得体の知れない口内炎である。
だから、潰瘍性大腸炎=お腹ゆるいというのもまぁ、ポピュラーな症状ではあるがそれに特定するようなものでもない気がする。
メンタルが弱い人は、たしかに腹を下しやすいもんね。単純に精神性の下痢である。
こちらのほうが、確率的に高いしね。まぁ、意図的ではないにしろ、首相=潰瘍性大腸炎という事実は間違いないので、もっと配慮すべきだったろうね…。
ただねぇ、今の安倍さんを見て、難病患者と感じる人が、どれだけいるかなぁ?
かなり健康そのものだし、実際寛解して、ほぼ一般人とかわらんだろう。
私もそうだが、妻ですら、「そういやぁ難病だったね?」と通院のときに確認される始末。なにか機嫌が悪い時は、ケツを蹴られたりもするのだ。。
実際、治療も年一回の大腸内視鏡検査と、二三日に一回のペンタサ座薬で事足りる。そういう意味では、佐藤浩市さんは安倍さん=難病という認識はないのでは?もしくわ忘れてしまっていたのでは?と思うんだけどね。
だから、ぽろっとね失言。
まぁ、過剰に反応する人も多いので、ちょっと配慮にかけたくらい言ったほうがいいのだろうが、どうなんだろうねぇ。
どうでもいい気がするけど。
なぜなら、実際に大腸をとってしまうくらい重い病状の人にとっては、首相の症状なんてチンケなものだ(かつては別として…)。自分と同じと考えないと思うしね。
実際私も、めちゃくちゃ苦しんでる病状の人に比べると、たまに申し訳ない気になるよ。同じ病名名乗るの…。
まぁなにわともあれ、こういうのは、難病の実際の人からの批判発信ではなければ、意味ないもんね。
よくわかってないだろうし、それ以外の人は。
いろいろと語るべきことはあるのだろうが、何だかんだ炎上して、政治劇場のネタみたいになってしまうのが残念なところ。
関係ないけど、潰瘍性大腸炎で「口内炎」が頻発するひとって多いのかな?
珍しいらしく具体的な策がないんだよねぇ。