そうかノルウェーの刑務所だ
電気グルーヴは特に好きでも嫌いでもない。
Twitterで世論に過激に抗する相棒である石野卓球も、なんかちょっと怖いなと感じたくらいだ。
でも、出所してきたピエール瀧と笑顔で写る石野卓球を見た。
そんで、「侵略のススメ」のノルウェーの刑務所を思い出したのだ。
ノルウェーの刑務所は日本のような非健康的な空間ではない。
受刑者たちは、自然豊かな土地で、なんだかゆったりと過ごしている。
この中で、印象的だったのが、「メンタルトレーニングを受けた訓練員と話すことにより優しさを取り戻す」という部分だ。
受刑者に厳しい拘束による罰を与えるのではなく、むしろ、人間に対する優しさや信頼を取り戻させるために、人がやさしく接するのだ。
ちなみに、日本は50%と高い再犯率である。
ピエール瀧との満面の笑顔の画像を見て、あっ、石野卓球がやっているのは、じつは、このノルウェー式ではないか?と思った次第。
もちろん、親友であるからこそであるが、それでも自らがさらされるリスクは高い。
しかし、こういった人が揺るがず側に居てくれるというだけで、再犯の確率はぐっと下がるかもしれない。
特に日本にいると、罰則社会が善だという意識が高い。
しかし、罰則の果ては、ヘマしたら二度と這い上がれない世界である。
反省はもちろん必要だが、反面、許される社会も同じように重要である。
あまり、石野卓球についてなにも考えていなかったのだが、これを意図してやっているのであれば、かなり成熟した人格の持ち主であろう。
海外で活躍できるのもわかる。
少子高齢化でひきこもり大国の日本。
いろいろな、価値観を根底から変える必要があるのかもしれない。
糾弾する社会は排除する社会である。
しかし、排除された人たちも、この同じ土地で生きていくのである。