R太のスパークリング日和

R太です。40代のおじさんです。男女2人の子育てと家事にフルコミット中。 どうにもならない日々のいらだちや喜びを書いてます。

いまさら牛乳が体に悪いって言われてもね!のスタンスで調べてみた

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前々から気になっていた牛乳不健康説。
まず、はじめにスタンスとしては牛乳はやめません!ていうかやめられない。

もはや、子供たちもかなり飲んでしまっている手前。給食もほとんど牛乳であるし。まぁ、毒物ではないし、カルシウムなどの栄養素はやはり群をぬいている。と思っている。

 

そのスタンスで、何が不健康なのか一応調べてみた。

 

結論からいえば、こういうことである。

 

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牛乳自体は確かに抜群にいい栄養ドリンクである。

問題は環境であったということである。

 

牛が、広い大地で自由に恋愛をして、妊娠して子にあげるために母性的に出てくる牛乳は、とても良い。


しかし、もちろん、そんなぬるい感じでは、全国のスーパーにあれだけ並ぶはずがない。日本国内の乳を出す牛は、だいたい、狭めの牛舎に入れられて飼われる。

そして、乳を年中出すために、人工授精を繰り返すのだ。

 

産後2ヶ月でまた人工授精、産んで、また人工授精と。

 

これを繰り返していると、つねに女性ホルモンが出てしまい、それが牛乳に混入し、乳がんの原因になったり、各種がんの要因になる。

ストレスのある環境は、病気にもなりやすい。病気になってものんきに回復を待ってられないので、薬を投入し治療する。その薬の成分だって乳に入らないわけがない。

 

もちろん、牛自体がある意味商売道具として飼われるので、仕方ないのは仕方ない。だが、生命体に無理をさせると、そこから出てきた成分にも無理が反映されるのだ。

女性ホルモン、抗生物質、etc。

 

なるほど、たしかにそうだなぁ。

 

人間だって、ストレスフルな環境で過ごせば、血尿が出たりいろいろな不具合がでる。牛だってそうなのだ。


昔、柔らかい極上の牛肉にするために、わざと牛を溺れさせて、這い上がらせるということをしていたのをみた。中国だったかな。あれは、筋肉を動かさせて美味しい肉体にするものだ。はっきりいって、残酷といえよう。

 

しかし、私も焼き肉が好きだし、結局はそういう残酷面は目をつぶって、生きている。

牛さんに快適な環境で過ごしてもらって、極上の牛乳ができても、それが1リットル1,000円もすれば、やっぱり嫌なわけである。

 

ネットでは牛乳ダメ派とイイ派がひしめき合っている。

 

しかし、論点はそれぞれちがうので噛み合っていない。

ダメ派はヴィーガンに代表されるように動物愛護の精神だ。

反対にイイ派は、そういった劣悪環境面にはあまり触れず、乳糖不耐症(おなかゴロゴロするやつ)はそれほどじゃない、とか、栄養面では他の追随を許さないとかいっている。

 

どちらの意見も嘘ではない。

 

となると、自分がどういうスタンスになるかであるが、はじめに述べたように、これからも飲むであろう。

しかし、ちょっと減らそうとは思っている。それなりに、牛さんストレス説は正しいし、それ以上に地球温暖化において、牛はかなり劣勢なのだとわかった。


肉にしろ乳にしろ地球上でみんなが牛さんを求める。好きだからね。そうすると、場所が必要になり、森林を伐採して農場を作る。この伐採ペースが半端ないらしい。

 

あと、牛さんが放出するゲップや糞尿にかなりのメタンガスが入っているらし。1トンのメタンガスはCO2でいえば23トン分!メタンガスが殺人的に温暖化に貢献してしまうのである。


森林伐採、メタンガス放出。なぜ、小泉進次郎環境大臣がステーキを食べて怒られているのかわかった。

少なくとも、あの場所でのパフォーマンスとして分厚いステーキを食べるのは、その背景の森林伐採などが見えてない、無知やろう!と謗られても仕方ないのだね。

 

牛乳は、最強の栄養ドリンク!と思っていたのだが、そこには牛が牛乳を作る道具となっている背景があり、地球温暖化の問題すらある。


ちなみに、乳牛は最高6年くらいで乳がでなくなり、廃牛となるらしい。廃人ならぬ廃牛。人間のために体を酷使する牛さん。

 

せめて出来るのは、飲むときに命をいただきます、と祈ることくらいだろう。

(祈っても成分はよくならないが…)