MSXのおもひで_義祖父のMSX
妻のおじいさん、義祖父。ちなみに、英語でgrand father in law.(法律上の)
随分前に亡くなったらしいそのおじいさんの遺品の中に、なんとMSXがあった。MSX2ではなく、キャノンのMSXである。キャノンもそういえばMSXを出していて、現在でも親交のある幼馴染が持っていたのがキャノンのMSX。
ソフトも数本あった。懐かしの「グーニーズ」。
そして「イー・アル・カンフー」の続編「イーガー皇帝の逆襲」も。
ひたすら懐かしい。
誰も興味を示さない中で、興奮している人、自分ひとり。捨てるかどうかいっていたので、譲ってもらった。とはいえ、今現在も倉庫のなかにしまってあるこれらの品。いまのテレビでは、これらのゲームはできないだろうなぁ。なんだか、MSXのユーザーであったというだけで、義祖父にかなり親近感を感じるから不思議。
ところで、ソフトの説明書きの下の方にMSXはマイクロソフトの商標うんぬんと書いてある。マイクロソフトだったの!?今あらためて知った。ビル・ゲイツにもつながるMSX。
実は、MSXの2代目を購入していた事実。カシオではなくて、たしかソニーだったかな。カシオの8ビットから32ビットのMSXへ鞍替えしたのだ。
誕生日に秋葉原のイシマル電気に行って、ソフトを買ってもらうのが少年期の楽しみだったのをノスタルジックに思い出す。そこで購入した衝撃の作品がスタジオウイングの「白と黒の伝説 百鬼編」。
カセットテープを読み込んでロードするタイプ。なによりびっくりなのが、音楽は別カセットでラジカセから再生させる。もちろん、音楽とゲームが噛み合うはずもなく、時間になれば音楽は終わる。また、もとに戻し再生。
そこまでしてBGMをかける気力もなく、最終的には音楽はかけなかった思ひで。
このゲームはアドベンチャーゲームなんだけど、今では信じがたいシステムだった。一気に絵がでるのではなく、絵が徐々に描かれていくのをしばらく傍観して待つのだ。表現しにくいけど、例えば右にいくと神社があるのだけど、実際右に行くと黒い画面が最初あってそこから、ペイントされていく。2-3分待つんじゃないかなぁ。とってものんびりしたゲームだけど、内容はオドロオドロしい、ホラーもの。
こんなのでも、結構夢中になってプレイしていた。ストーリーが結構良かったのだろうね。懐かしいゲームだが、さすがに今までこの話題を共有できた人はいない。「白と黒の伝説」誰かやっていた人いないかな。確実に盛り上がること請け合い。調べたらどうやら3連作だったらしい。結構人気のソフトだったのね。
考えてみると、少年期にファミコンに行かずにMSXに行ったのは自分にとってよかったかも。マイノリティの喜びはあとになって気づくもの。ファミコンの思い出よりMSXの思い出のほうが強烈だし、なんかいいんだよねぇ。