ふわっー、振り返ってもいない…。遅れてくるミドル脂臭はやっかい
現在40歳を過ぎている。ここ最近、ふわっと厄介な匂いがやってくる。急いで周りを見るもそれらしき人物はいない。つまり、剥げ散らかって太って油切った典型的な中高年である。いたらいい。そいつの責任だ。しかし、見回すと若者ばかりのときはどうだ。そうだ、俺だ、俺の匂いなんだよ。認めたくないが、最近恐ろしいほど嫌な匂いを感じる時がある。これが加齢臭かと苦笑いしていたが、どうやら、加齢臭は50代あたりらしい。自分の年令にしっくりくるのは、なんとミドル脂臭らしいのである。
調べるとなるほど。そう、これに違いないのだ。
「ミドル脂臭」の原因成分は「ジアセチル」で、これは汗の中の乳酸が、皮膚上の常在細菌(ブドウ球菌)に代謝・分解されることによって発生します。「ジアセチル」と「皮脂臭(中鎖脂肪酸)」が混ざることで、不快な「ミドル脂臭」となります。後頭部・頭頂部・うなじを中心に発生し、使い古した油のようなニオイが特徴です。
おとこの匂い総研より
ああ、ジアセチルって言うんだ…。後頭部やうなじなら、ふわっとくるわ。使い古した油の匂いのようだって。たしかにそんな気がする。
昔、職場のおじさんとエレベーターに一緒になったとき流れてきた匂いと同じ。超くせーよと思ってたあの匂い。言ったら、その人と乗り合わせなくても、その後に乗っただけで、あ、おっさんちょっと前に乗ってたな、とわかるようなあの匂い。これを俺も出しているということのショックさ。たるや。
スメハラという言葉もよく聞く昨今。この匂いを俺が出しているかもしれないという自覚のもと、対策を練るしかない。というか、これはいつか収まるのだろうか。いや、ほんとにこの匂いがしているのだろうか。だとしたら、10段階でどこらへん?妻に聞いてみるが、まぁ、くさいよ、と言われ、10段階の6だそう。まぁまぁじゃん。
なんか絶望的な気分がするが、対策をしなくては。とりいそぎ、首の後ろや後頭部を頻繁にふく。これくらいしか思いつかないけど、やっとこう。
いい匂いのおじさんになりたひ。