R太のスパークリング日和

R太です。40代のおじさんです。男女2人の子育てと家事にフルコミット中。 どうにもならない日々のいらだちや喜びを書いてます。

日本人は法王が好き?

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ヤフーニュースでよく目にするフランシスコ法王関連の記事。日本に来る可能性高いとか、最近だと金成日が北朝鮮訪問を呼びかけてるだとかなんとか。聖職者の虐待問題とかも結構みたね。あと法王選挙(コンクラーベ)のときも結構話題になったなぁ。
しかし、キリスト教信者数が全人口の1%未満の日本で、法王に本気で関心ある人ってどれだけいるのだろうか?まぁ、あんまいないんじゃないかなぁ。どちらかといえばキャラクターとしての人気かもね。クリスマスがここまでポピュラーになった日本だけど、キリストが生まれた日ってもっと穏やかに過ごすものだものね。
個人的には今すごい問題になっているのは、カトリックの聖職者の性的な虐待問題。信者でもないのに、今の職場が宗教的な分野なので、神父などとの関わりが多い。神父や修道士といわれる男性聖職者は、日本ではかなりレアな存在。実際出会うまでその存在自体知らなかったもんね。生涯独身で男性だけで同じ修道院に住む生活。生物的には不自然なのだけど、キリストと一体化するにはこういったストイックな生活が必要なのである。そう、そういう意味では彼らは、俗人から少し離れたまさしく、聖職者であろう。

であるが、この度の性虐待問題である。これが表すのは、やはり人間は動物であるということである。無理に性欲などを抑えこむとヤバイのであろう。もちろん、一部の人間のやったことだけど、一部のゲスが悪いと断罪できない気もするなぁ。日本では、ほとんどこういった問題は聞かれないのだけど、まぁ、あるでしょう。タブー視されているだけだ。

でも、聖職者の生活はやはりキツイ。なので、辞める人も多い。その中には、神父として女性に出会って性行為をしてしまうが、そののち神父を辞めてその女性と結婚するというパターンも少なくない(実際に知っている)。しかし、今回の性虐待は子供がターゲットになった。その道に小さい頃から入った聖職者は、童貞が多いと睨んでいる。ある意味当たり前か。なので、性欲が花開くときに抑え込んできたそれは、成人の女性には向かわない。怖いからだ。ある程度権力をもったのち、向かうのは無抵抗な小さいこども。ここが歪んでいる。

独身であるというシステムを変更すべきという声もあるが、今まで独身で通してストイックに生きてきた人々は賛成しないだろう。自分なら悔しい。いろんな問題をはらみつつ、2000年以上つづくキリスト教。信者ではないが10年以上の関わりを持っている自分にとっても、まだまだ未知である。でも嫌いではない。でも、信者になろうとはこれっぽっちも思わない。宗教については、もう少し深く考えたい気もするなぁ。