R太のスパークリング日和

R太です。40代のおじさんです。男女2人の子育てと家事にフルコミット中。 どうにもならない日々のいらだちや喜びを書いてます。

6歳未就学児の1000円の使い方

実家にてお年玉をゲットした息子。

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通常はそのまま預かり、こども自身のの貯金に回すが、ニュースで見たこの記事が気にかかり、少し、使わせてみることに。娘は小さいが息子はそろそろ、金の価値と役割がわかるのでは、と。そこで、実家近くのおなじみ地方のライフラインこと、イオンにて自由に使わせてみることに。お年玉のうち千円を抜いて、はい、どうぞ!

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イオンのポケモンガオーレへレッツゴー

真っ先に向かったのは、ゲームセンター的なとこ。ポケモンのカードバトルみたいなゲーム機。4台もあるのに、全部埋まっている!女児も2人いて、ポケモン人気の高さが伺えた。
まず千円が100円×10個というところからレクチャー。逆に意外に知らなくてビックリ。

実体験で数字を学ぶの大事かも。そんで、両替機に導くと自ら両替。大喜びで、10枚つかんだ息子。
この商業施設によくあるポケモンゲームは好きでたまにやっている。「ポケモンガオーレ」っていう名前らしい。
100円でゲームができるが、カードがほしければ追加で100円…。なかなか親泣かせのゲーム。ゲームオーバーになっても、もうちょっとだから100円と親にたかる。だけど今回は、自分のお金。とことんまでやってよし!

ゲーム機のボタンのところに100円9枚をを雑において、取り組みはじめる息子。
ちょっとギャンブラーのような雰囲気…。

ゲーム機で400円消費、残金600円也

しばらく放置で、遠巻きにいたら、息子が走ってきた。カードを二枚ゲット。右手には100円玉6枚。てっきり全部使うと思いきや、400円で終了。「気が変わったから別のやるわ」と。そこからの金の減りようたるや…。
200円のでかいクッパの人形のクレーンゲーム。もちろん、かすりもせずに数秒で終了。焦った息子。100円で4回ガムなどをすくえる、比較的難易度の低いクレーンゲーム。しかし、まさかの全敗。ガム一個すら手に残らず…。残り300円。
また遠巻きに待ってると、3分くらいで、「あーっあっ。全部なくなったんだけどぉ!」といいながら不満顔で現れた。

言外に何故か私を攻める口調。全部クレーンゲームに散財した模様。戦利品は最初のポケモンのカード2枚のみ。
明らかに苛立つ息子。表情と口調がざわつき始める。少し可哀想だったので、百均でアメとか買ってあげるといい、苛立ちが少し収まる。

お金を失うイライラは大人も子どもも同じ

百均までの移動中に、ちょっと嫌味を言ってみた。

「さっきの金あったら、アメとかガム買い放題じゃない?」と。

急激に機嫌を害し、エスカレーター移動中にローキックをかましてくる息子。いてぇ、なにすんだ。
いわく、「そういうこと言われると、またイライラするんだよぉ」と。「自分のお金がなくなるとこんなにイライラするって初めて知ったよぉ」と。ちょっと泣き顔。

この感覚は、私がかつてパチスロにハマったときによく感じた苛立ちである。
お金のありがたみ、とくに、自分のお金が、無意味なものになる苛立ちを実体験によって覚えた模様。

記事は正しかった。少なくともお年玉を没収せず、一部だけでも自由に使わせることには、意味がある。

人は、自分の意図した行い(ここでは子どもへの教育)がうまくハマったと感じるとき、カタルシスに陥る。このときの私もそうだ。なにか、学者になった気分。これで、無茶なお金のせびり方はしなくなるかもと。
しかし、夜に行ったくら寿司。さっそく、祖父にガチャポンのお金をせびる息子。200円ではたいしたのできないから300円くれと…。
さっき感じた、お金のありがたみ…まったく染みてなかった!

子供の教育は一進一退

まぁ、しかし、人の金なら遠慮ないというのは普通か…。